
アメリカの法律には、星条旗を逆さまに掲げる場合の規定がある
どこの国も、国旗は非常に大事なものとして扱う。国旗を侮辱することはその国家を侮辱すること、と取られても仕方ない場合がある。 中でもアメリカ人は国旗を国家のシンボルとして、学校や公的機関などには必ず備え...

動物には、ときどき食べ物の好みが変わるメカニズムが備わっている
例えばライオンは肉しか食べないが、食べる動物の種類は選ばない。一番ライオンが狩りやすい動物は同じサバンナに住むインパラやキリンだが、他にもさまざまな動物、時にはカバなどを狩って食べた例も記録されている...

アインシュタインは日本の塩昆布が好物だった
1922(大正11)年、世界有数の科学者としてすでに有名だったアインシュタインが、当時の一流出版社だった改造社の招きに応じて来日した。その時の日本の歓迎ぶりは凄まじいものがあったようで、当時の新聞によ...

中国代表料理のひとつを作った詩人がいる
蘇東坡(そとうば、あるいは蘇軾(そしき))は今から900年ほど前、北宋時代の人である。詩人、書家として中国史を代表する人物だが、本業は政治家で、自身の政治信念に忠実であったことから、権力者に嫌われるな...

“若干”は一と十の間?
作家・野坂昭如の『とむらい師たち』という作品に、“ジャッカン”というあだ名の登場人物が出てくる。口癖が「若干(じゃっかん)」だという人物である。若干とは「少しばかり」という意味で、いささか小難しい用語...

サンドイッチのSUBWAYは地下鉄とはなんの関係もない
香港旅行をしたとき、地下鉄の駅を聞くのに、近くの商店でsubwayはどこか訊いたら、誰も答えてくれない。ふと、そうか、香港での英語は(かつて統治していた)イギリス英語だった、と気がついて、tubeと言...

『隣の部屋を食べてください』と言った日本人がいる
東京大学と言えば銀杏並木がシンボル。この銀杏並木を考案したのが明治時代に第3代、第8代と二度にわたって総長をつとめた濱尾新(はまおあらた)である。偉ぶらず、学生に愛された人物で、東大本郷キャンパスにあ...

鎌倉武士の心構えは現代にも通じるものがある
「人に会いに出かけるときに、鏡を必ず見て、服装の乱れがないように気をつけること。ただし、外であまり服装ばかり気にしていては人に軽く見られるので、慎まないといけない」 というのは、現在のビジネスマンの常...

植物に音楽を聴かせると成長が早まる、という研究がある
「植物に音楽を聞かせると、成長が早まったり、野菜や果物の場合、味がよくなる」という報告は昔からよく聞かれた。 何かオカルトの臭いがして怪しげに思えるが、実際に味が良くなる、と主張する農家も少なくない。...

オレンジでiPhoneが充電できる!
化学電池というものがある。化学変化を利用して電流を取り出す仕組みだ。 電流を通す水溶液に、マイナス極とプラス極になる、二種類の金属を入れる。例えば希塩酸に亜鉛板と銅板を入れて、電線で電球やモーターにつ...

角の生えたウサギの姿をした怪物の伝説がある
今はあまりそういう表記はしないが、昔の文章を読むと、「とにかく」を「兎に角」と書いているものがある。夏目漱石がよく使ったことで有名で、『吾輩は猫である』には何度も出てくるし、有名な『草枕』の冒頭には「...

「“サハラ”も“ゴビ”も“砂漠”という意味」
「花見」と言えば、桜の花を見ることである。梅や菊ではない。これは、ほとんどの日本人が桜を日本の花の代表、と思っているからだ。同様に、富士山近辺に住んでいる人たちは、いちいち「富士山」とは呼ばず、「お山...

『沖縄の料理には本州の倍近いかつお節を使う』
かつお節は日本人の味覚の原点と言われているが、日本で最もかつお節を消費するのが、いわゆる日本食とはちょっと色合いの異なる、独自の料理文化を持っている沖縄県である、というのが面白い。消費量は全国1位、全...

「鮭は白身魚」
魚には赤身魚と白身魚がある、ということは誰でも知っている。 身の赤い魚と言えばまず思い浮かぶのがマグロ、それから鮭(サケ)がある。 実際、魚屋で鮭の切身を選ぶときには、赤みが強いものを選ぶのがコツだと...

「自販機のコイン投入口には縦型と横型がある」
象の鼻が長いのにも、シュウマイの上にグリンピースが乗っていることにも、ちゃんと意味がある。世の中に、意味なく出来ているものは何ひとつないと言っていい。問題は、その隠された意味に気がつくだけの感受性を諸...