化学

マッカラムのビタミン発見は、史上初のネズミを使った実験により成功

2013年8月27日 18:38

1900年代初頭、脂肪は種類に関わらず同じ栄養価値があると考えられていた。「栄養学史上最大の巨人」と称されるエルマー・マッカラムは、脂肪としてバターまたは卵の黄身が与えられたネズミが健康に成長するのに対し、ラードまたはオリーブ油を与えられたネズミが失明し、健康を損なって死んでいくことに注目した。やがて、カギになると考えられる物質をバターから抽出し、それをオリーブ油に混ぜてネズミに与えると健康に成長したことから、かれはこれを「脂溶性A因子」と名付けた。これこそが、初めて発見されたビタミンである。ちなみに彼は動物実験に初めてネズミを使ったことでも知られている。
(参考「栄養学を拓いた巨人たち」 杉春夫)

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