化学

大仏建立で水銀中毒が大発生!?

2014年10月21日 22:52

「金アマルガム」という名前をご存知だろうか。新しいチューングガムではない。金を水銀で溶かした液状の合金である。金アマルガムを塗って、加熱すると水銀は蒸発し、金だけが残る。金メッキを効率よく行うために金アマルガムは大昔から使われてきた。だが、この方法には大きな問題がある。水銀は人体に有害であり、生殖機能の阻害、胃・腎臓・脳障害などを引き起こす。ところが、日本の歴史において、大量の金アマルガムが何の安全策も取られずに使われたことがある。聖武天皇の発願による奈良の大仏造立工事である。このときに使われた金は約9トン、水銀は約50トン。相当な被害があったとしてもおかしくはない。一説には大仏完成後に数十年で平安京に遷都したのは、水銀の害で多くの人が亡くなったためとも言われている。

「アマルガム」
「奈良の大仏と表面処理」
「元祖「公害」は奈良の大仏、すさまじかった水銀汚染。今はマグロで水銀が体内蓄積。」

<前の記事【】 次の記事【】>