楽校コラム

なぜカップ麺は「お湯を入れて3分」なのか?

2013年12月27日 21:04

カップ麺の大半はお湯をカップに注いで3分待つのが一般的。なぜ、どのメーカーでも3分なのだろうか? インスタントラーメンの元祖というべきチキンラーメンも、今ではお湯を注いで3分という作り方の説明がついているが、発売当初は2分だった。このチキンラーメンの発明者・安藤百福は、後にカップヌードルも開発するが、そのとき、お湯を注いでから食べられるまでの時間を3分に設定するよう、技術者に指示したという。実際には1分で食べられるようにすることも可能だったが、人間というのは、すぐに食べられるよりも、しばらく待たせられる方がものをおいしく感じられるという心理をついた時間設定である。ちなみに、3分間で人間は本なら10ページを読み、距離なら250メートルを歩ける。250メートルというと、垂直にすれば東京タワーの地上から特別展望台(二つある展望台の上の方)までの距離である。案外有効に使える、と意外に感じたのではないだろうか? ところで、カップヌードルのようなインスタントでなくても、人間がいらつかずに食事が出てくるのを待てる時間はどれくらいだろう。時計会社のシチズンがとったアンケート結果では、レストランでの空席待ちの限界というのは、平均で3分41秒、注文した料理が出てくるまでは平均で15分53秒だそうだ。

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