楽校コラム

アメリカの法律には、星条旗を逆さまに掲げる場合の規定がある

2014年12月4日 16:17

どこの国も、国旗は非常に大事なものとして扱う。国旗を侮辱することはその国家を侮辱すること、と取られても仕方ない場合がある。
中でもアメリカ人は国旗を国家のシンボルとして、学校や公的機関などには必ず備えており、学校の行事などでも、まず最初に国旗に敬礼し、忠誠を誓う宣誓の言葉を行うことが決まりになっている。現在では強制はされないようだが、以前はこれが必須であり、今でも暗黙の了解になっているところが多い。
従って国旗の掲揚の仕方などにもずいぶん細かい決まりがあり、全部を覚えるのはなかなか大変である。もし、間違ったやり方で掲揚してしまったら大変な騒ぎになる。
ところが、このアメリカ国旗(星条旗)を、わざと逆さまに掲げる場合があるという。
アメリカの国旗に関する法律には、「生命や財産に極度の危険が迫っている際、その危険を伝える目的を除き、下方に傾けて掲揚してはならない」とある。つまり、生命や財産に極度の危険が迫っている場合は逆さに国旗を掲揚することでエマージェンシーサイン(救難信号)にする、というわけだ。例えば船にこういう逆さま状態で星条旗が掲げられていれば、それはその船の中で大変な事態が起こっているということである。
実際に2007年、沖縄国際大学のピーター・シンプソン准教授(イギリス人)らは、アメリカ独立記念日に、自分の研究室で星条旗を逆さに掲げてアピールした。これは、市街地の中にある普天間基地は事故の確率が高く、基地住人、また普天間市民の生命や財産に危険が迫っている、ということの表明だったという。映画『告発の危機』でも、イラク戦争に反対するトミー・リー・ジョーンズが旗を逆さに掲げるシーンがある。現在においてはだいたいは政治的意図で掲げられるようである。

『アメリカの星条旗が逆さになっていたら緊急事態!』
http://matome.naver.jp/odai/2129239528904620501/2129246482605588403

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