楽校コラム

プロ野球のボールの検査は『日本車両検査協会』が行っている

2014年12月4日 16:20

野球のボールは、現在はミズノ一社が製造して統一球としているが、昔は9社ものメーカーが公式球を製造し、球団はその中から気に入ったものを選んで使っていた。当然製法も素材もバラバラで、飛び方もまちまちだったという。1970年代半ばから、このやり方の改善が唱えられ、検査法から見直さないといけない、という意見が出て、その検査をまかせる団体として選ばれたのが、自動車や自転車の本体や部品などの安全性をテストしてきた日本車両検査協会だった。なぜ野球に全く関係のないところが……と不思議に思うかもしれないが、自動車の安全検査には部品の弾性や耐久度などを調べないといけない。そのための装置や実験方法などのノウハウを持っていた、ということが理由だという。
そして、この車両検がボールの反発係数測定器を作って測ってみたところ、一番よく飛ぶボールと飛ばないボールとの間では、100メートル級のホームランを打った場合で、10メートルもの開きがあったというのである。このような結果をもとに改善が加えられ、現在では飛びすぎると話題になったボールであっても数十センチの差の中に収まるようになった。
ところで、車両検では部品の測定ばかりではない。自転車技師の認定なども行っている。そのうち、野球の審判の認定などもここで行うようになるかも……?

『日経新聞・飛ぶボールの歴史が教えること』
http://www.nikkei.com/article/DGXZZO70505060Y4A420C1000000/

「徹底比較!とるなら、どっち? VOL.13「自転車技士」VS「自転車安全整備士」
http://www.e-sikaku.net/contents/vol13.php

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