楽校コラム

マグニチュードは地震の他に、星の明るさも表す単位

2014年12月4日 16:21

地震速報のたびに、「ただいまの地震はマグニチュード×.×」というニュースが流れる。震度と混同する人が多いが、震度とは揺れの大きさを表し、マグニチュードは「地震が発するエネルギーの大きさ」を示す数字である。マグニチュードが1増えると地震のエネルギーは32倍、2増えると32×32で1024倍になる。
このマグニチュードの語源はラテン語のマグヌスで、大きさや偉大さ、立派さを表す言葉(酒瓶や拳銃のマグナムの語源。また、イギリスの憲法は“大憲章マグナ・カルタ”と呼ばれる)。やがてこれが科学用語として用いられるようになり、最初は音量を表す単位、そして17世紀半ばから、星の明るさを表す単位として用いられるようになった。
この天文学の単位を、地震のエネルギーの単位に応用したのはアメリカの地質学者・物理学者のチャールズ・F・リヒター。彼は若い頃に天文学に親しんでいたために、マグニチュードという用語にはなじみがあり、共同研究社のベノ・グーテンベルクと共に1935年、地震の規模をエネルギーの大きさで表すことを提唱し、その単位にマグニチュードを採用した。
英語ではちょっとこの両者がまぎらわしいが、日本では、古くからある星の明るさの単位に関しては“等級”“等星”という日本語訳で表し、地震の方は新しく入ってきた単位なのでそのままマグニチュードと英語で表しているので間違える心配はない。

『マグニチュード 語源由来辞典』
http://gogen-allguide.com/ma/magnitude.html

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