楽校コラム

英語で数字を表記するとき、なかなか出てこない文字は?

2014年12月4日 16:28

日本で「それは基本中の基本だよ」と言うとき、「それはイロハだ」と比喩で言う。昔の日本人は50音を「いろはにほへと」で学んだから、子供が最初に学ぶこと、という意味である。英語でも全く同じく、アルファベットのABCで「基本」という意味を表し、
「the ABC’s of chemistry(それは化学の基礎だ)」
というように言う。

中でもAの字はその基本中の基本を表す。Aはギリシア文字のA(アルファ)を起源とし、ものごとの最初、根源というような意味合いを持つ。聖書の中の神も、「われはアルファであり、オメガである」(ヨハネ黙示録)と言っている。オメガはギリシア語のアルファベットの最後にある文字であって、最初から最後まで、つまり全てのものを司っている存在である、という意味である。

英語の中でもAの文字は多く使われる文字であり、使用頻度はEに次いで2番目だ。国名、人名、楽器、家庭用品……Aの字が使われていない分野はまず、ない。

……だが、そんなAの文字がほとんど使われない分野がある。何だと思うだろうか?
実は、数字の世界。1(One)、2(Two)、3(Three)……と数字の読みをアルファベットで書いていっても、Aの字は全く出てこない。8(Eight)、9(Nine)、10(Ten)ときて、11(Eleven)、12(Twelve)、13(Thirteen)でもまだ出て来ず、100(One Hundred)でも出て来ない。

……実は数字のスペルを順に行って、Aの文字が最初に出てくるのは何と、1000(One Thousand)を待たなければいけないのである。

偶然と言えば偶然だが、英単語であれだけ頻繁に出てくるAの文字がこれだけなかなか出て来ない世界も珍しい。他にもないかどうか、諸君も探してみるといいだろう。

英語の序数1から1000までの表記と読み方一覧』
http://kw-note.com/translation/english-ordinal-numbers/

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