現代社会

海女の世界文化遺産登録なるか

2014年5月11日 00:03

幅広い層から人気を集めた朝の連続テレビドラマ『あまちゃん』で、海女に興味をもった人も多いはず。とはいえ現実には後継者不足が大きな問題になっている。1956年に1万7600人の海女がいたという民間の調査結果があるが、東海水産科学協会が2010~2011年にかけて行った調査では、海女人口はわずか2174人という実態が明らかになった。半世紀の間に約88%も減少したことになる。
海女は『万葉集』にも登場するなど、古来からある職業であり、三島由紀夫の小説『潮騒』でも知られる。現在、素潜りでの海女漁が行われているのは、世界でも日本と韓国のみだ。2009年からは日本各地と韓国の海女が集まる「海女サミット」も開かれている。石川県輪島市で開催された「海女サミット2013」では、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産への海女文化登録を目指す大会宣言を採択した。こうした取り組みがきっかけとなり、海女が全国各地の海で見られる日がやってくることを期待したい。

海女:素潜りでアワビ、ウニ、海草などを採る。現在、岩手県久慈、石川県輪島、千葉県白浜、三重県鳥羽・志摩、徳島県美波、福島県鐘崎、長崎県壱岐、熊本県天草、など、18都道府県と、韓国・済州島だけで行われている。

「海人(海女)」
「たのしい万葉集(0947)」
「たのしい万葉集(0413)」
「「海女」絶滅危機 保存会立ち上げへ 世界遺産の動きも」
「∼海女文化の無形世界遺産登録を目指して∼」

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