現代社会

数億年間デジタルデータを残せる記録媒体

2014年9月12日 18:20

情報をいかに後世に残すかは人類にとって永遠の課題だ。コンピュータが進化したことで、人類が生み出す情報は膨大な量になった。それらを超長期にわたって保存する研究が進んでいる。デジタルデータの記録媒体というとDVDやCDが思い浮かぶが、これらの寿命は数年から数十年。これでは、マイクロフィルム(100~500年)、紙(数十年~数百年)(※1)にも到底及ばない。日立製作所と京都大学が共同で開発しているのが、石英ガラスにレーザー光線でドット(点)を打ち込むという方法。データの読み取りには光学顕微鏡を使う。寿命は数億年以上。しかも、半導体と異なり、熱に強く1000度にも耐える。実用化されたあかつきには、世界基準になるかもしれない。
一方で、昔よく使われたカセットテープも安価であり、今も豊富に残っているところが注目される。
カセットテープ等の磁気テープの生産量は、2012年度に約3億7732万平方メートルと前の年より7%弱増え、3年連続のプラスになった。データ保存用としての価値が見直され、需要が再び高まっている。

(※1)国内でつくられた紙で、年代が明らかな最古のものは、正倉院に伝来する702年(大宝2年)の美濃、筑前、豊前の戸籍の紙。

「紙と和紙の歴史」
「保存期間は3億年? 最強のメディアの正体を日立製作所に聞く」
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「磁気テープなぜ復活? 生産量3年連続プラスに」

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