現代社会

琵琶湖の嫌われ者が効果の高い有機肥料に

2014年10月21日 22:56

近畿の水がめであり、貴重な生物が生息する日本最大の湖・琵琶湖。しかし、近年は外来生物の増加が大きな問題になっている。外来生物は、ブルーギルやブラックバスなどの魚だけではない。ここ数年で爆発的に増えたのが中南米原産の水生植物の「オオバナミズキンバイ」である。ペット用の熱帯魚が輸入される際、一緒に持ち込まれたとみられる。この植物は2cmのちぎれた茎からでも根を出すほど強い繁殖力をもっている。初めて確認されたのは2009年で、生育面積は140㎡だったが、2013年には460倍の6万4800㎡にまで拡大した。琵琶湖名産のニゴロブナの産卵場所を奪ったり、太陽光を遮って水中植物の成長にマイナス効果をもたらしたりと悪影響は極めて大きい。
そんなオオバナミズキンバイを肥料として利用する計画が進んでいる。かつて琵琶湖周辺で水草を肥料にしていたことから、守山市が立命館大学の久保幹教授に依頼。同教授が乾燥・発酵・粉砕したオオバナミズキンバイと米ぬかを混合してつくった堆肥でコマツナを栽培したところ、化学肥料を使った場合に比べ、重量が1割増した。守山市では、さらに調査を重ねて問題がなければ商品化に踏み切る予定だ。

「オオバナミズキンバイとは」
「守ろう赤野井湾!オオバナミズキンバイ除去大作戦 /NPO法人 びわこ豊穣の郷 」
「琵琶湖の“厄介者”思わぬ財産に 外来水草は強力肥料」
「ブルーギル」
「ブラックバス」

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