現代社会

進むカラス対策。地域特産品とする動きも

2014年10月21日 22:57

2001年、東京都環境局はカラス対策を本格化させた。背景には、カラスによる被害が深刻化していたことがあげられる。2001年、都庁に寄せられていた苦情・相談件数は3754件。その頃、都内には3万6400羽のカラスが棲息していた。環境局では、大規模なねぐらの除去、わなの設置、ゴミをあされないようにする防鳥ネット・ボックスの設置などの対策を進めた。その努力が実り、2013 年には生息数は1万3300 羽にまで減り、相談・苦情数も318 件と激減した。ちなみに2001年から2013年までの間に捕獲されたカラスは約18万羽というから驚きだ。
カラスの害は全国に見られるが、茨城県ひたちなか市では、専門学校がミートパイなど試作するなど特産品化に向けてユニークな取り組みが始まっている。この地域では戦後間もないころからカラスを食べるようになった。焼き鳥などのほか、刺身でも食べるという。試食した人によると、軟らかく甘みがあり、鶏肉よりコクがある、とのこと。欧州では1900年代初めまでジビエ(野生鳥獣)料理として調理され、レシピ集に調理法が残っている。カラスパイが納豆に並ぶ茨城名物になる日がくるかも。

「カラス対策|東京都環境局 緑の創出と自然環境の保全 」
「カラス対策の状況について|東京都 」

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