現代社会

突然変異から生まれた花粉を出さないスギに注目

2014年10月21日 23:08

今や国民病とも言われる花粉症。特にスギ花粉に悩む人が多い。こうした状況を改善するために、花粉が飛散しない「無花粉スギ」、ほとんど飛散しない「小花粉スギ」の研究が進んでいる。
無花粉スギの研究が一気に進んだのは、1992年、奇跡的に花粉を出さないスギが見つかったことによる。
富山県農林水産総合技術センター森林研究所が、スギ花粉情報を出すために、スギ林の花粉飛散量の調査を行っていたところ、観察地点の一か所である神社の境内で花粉を出さないスギを1本だけ発見したのだ。突然変異から生まれたこのスギは、花粉を作る雄花の機能は異常だったが、種子を作る雌花の機能は正常だった。しかも、幸いなことに「花粉をつくらない」という性質は遺伝したため、交配による品数改良を進めることができた。
同研究所では、林業に適した品種「立山 森の輝き」を開発。富山県も「立山 森の輝き」を植えるのにかかる費用を県が負担するなどして、普及を支援している。
それにしても突然変異のスギが見つかった場所が神社というのは気にかかる。神様のおかげと考える人がいてもおかしくないだろう。

「少花粉スギ、無花粉スギ」
「無花粉スギ森林研究所 – 富山県農林水産総合技術センター 」
「富山で無花粉スギの苗出荷へ 花粉症防止に期待も 」
「富山県産優良無花粉スギ「立山森の輝き」の普及開始」

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