地理

日本には世界有数の都市鉱山がある

2014年2月1日 18:39

「都市鉱山」といっても、本当の鉱山が都市にあるわけでなない。都市で廃棄された家電製品が含んでいるレアメタル等の資源を鉱山と考えたものである。近年、都市鉱山に注目が集まっている理由はそのスケールにある。独立行政法人物質・材料研究機構は、2008年1月に、国内に蓄積されリサイクルの対象となる金属(都市鉱山)の量と世界の現有埋蔵量に占める割合を発表した。金は約6800トン(約16%)、銀は約60,000トン(同じく22%に相当)、また、インジウム (16%)、錫(11%)、タンタル(10%)など、世界埋蔵量の一割を超える金属が他にも多数あることが分かった。国内の都市鉱山資源が、本来の価値よりもはるかに安い値段で放出されている状況も見られるが、2013年4月、廃棄物の適正な処理及び資源の有効な利用の確保を図り、生活環境の保全や国民経済発展に寄与することを目的とする小型家電リサイクル法が施行されたのを機に、積極的に回収を始める自治体が増えている。都市鉱山から多くの資源が取り出される日が待ち遠しい。

「都市鉱山」

「NIMS レアメタル・レアアース特集 – 物質・材料研究機構」

「小型家電リサイクル法 ~法律の概要・関係法令~」

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