地理

大阪市が誇る上水道施設が、大坂城跡にあった

2014年2月1日 19:21

大坂冬の陣、大坂夏の陣の舞台となった大坂城。現在の天守閣は市民の寄付により、昭和に再建されたものである。天守閣の横には、巨大な配水池がある。といってもあたりには芝生が広がっているだけ。実は配水池とは大阪城の遺構を壊さないように地下に設置されたタンクなのである。完成は1895年(明治28年)。当時はコレラや赤痢の流行、大火災の発生が大きな社会問題になっていた。淀川岸の浄水場ともに整備されたこの施設は、大都市の近代上水道の先がけとなるものだった。市水道局発行の「大阪市水道百年史」によると、その成果はめざましく、伝染病患者は5分の1に激減。火災対策としても、「頗る好結果を得たり」と記されている。大阪の水道をめぐっては新しい動きがある。橋下徹市長が水道事業の民営化を2015年に実施させたいと表明したのだ。こちらも先がけになるのだろうか。

(参考 読売新聞 2013年12月7日)

「地元大阪人がガイドする素顔の大阪城」

「大坂城本丸の配水池管」

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