地理

南極の氷の下に活火山があった

2014年5月11日 00:02

南極の厚い氷の下に活火山があることが、偶然によって明らかになった。ワシントン大学の研究チームが西南極の標高の高い地域に地震計を設置したところ、2010年と2011年に群発地震を観測。通常の地震よりはるかに震源が深かったことや振動が低周波であったことから、火山に関連したものである可能性が高いと判断した。さらに調査したところ、過去の噴火の形跡も発見された。これから先、いつ噴火が起きてもおかしくない状況だという。では、噴火が起きるとどうなるだろう。現在、火山は厚さ1キロの氷に覆われているため、特別に大きなものでない限り、噴火が氷を突き破ることはまずないとみられる。
とはいえ火山の熱は、氷河の底部分にある氷の溶融を促進する。こうして生まれた水が潤滑剤のような役割を果たし、火山の上を覆う氷河が海へと向かうスピードが速まる可能性がある。その結果、世界全体の海水面が多少上昇することも考えられる。ちなみに南極には、山頂に常に溶岩をたたえた溶岩湖をもつエレバス山という有名な火山がある。高さは3794mで、3776mの富士山よりわずかに高い。

「極寒と灼熱の世界。南極にある火山、エレバス山」
「エレバス山」

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