地理

なぜ、国道1号線は箱根で東海道を離れたか

2014年7月1日 19:02

日本にある国道は459本。号数に関しては、間に欠番があるので1号から509号までとなっている。1号線は、東京都中央区日本橋を起点に、終点の大阪府大阪市北区梅田新道交差点まで。総距離は562.5キロメートルである。さて、1号線は旧東海道を踏襲しているが、箱根付近ではなぜか旧東海道を離れて、箱根七湯をめぐるルートになっている。なぜ、こんなことになったのだろう。このプランを考えたのは、福沢諭吉である。外貨獲得を重要視していた福沢は箱根温泉を海外からの観光客が集う一大リゾート地とすることを考え、明治新政府に進言した。ちなみに箱根の有名な宿である富士屋ホテルの創業者・山口仙之助は明治4年(1871)アメリカに渡り、牧畜を営むために7頭の牛を購入して帰国した。その後、慶応大学に入学した山口は福沢より国際観光の重要性を説かれて、牛を売って資金を作り同ホテルを開いた。国際的なリゾート地になったかどうかはともかく、福沢のプランが箱根の発展に寄与したことは確かなようだ。

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