地理

こんなに違う! 北極の氷と南極の氷

2014年7月1日 19:12

北極の氷は海水が凍結してできた「海氷」と呼ばれるもの。氷の結晶は塩分を追い出しながら大きくなるので、海氷には細かいしずくとなった濃い塩水が含まれている。そのため真水が固まった氷よりもろい。北極の氷の厚みは、グリーンランドやカナダ北部沿岸などの一部では30メートルほどあるが、それ以外では数メートル。ちなみに北極の氷は海流や風で流されて溶けてしまうため、5年以上のものはほとんどない。
一方、南極の氷は雪が積もって氷となって重なったもの。厚い部分は4800mもある。最も古い氷は100万年以上も前のものと推測される。氷の中に含まれた火山灰や花粉は貴重な研究サンプルとなる。
そんなわけで、北極と南極の氷は味も違う。塩水を含む北極の氷は塩辛い。南極の氷はミネラルを含まないので無味無臭。南極の氷を溶かした水の純度は極めて高く、イオン交換樹脂等で精製した水と同等もしくはそれ以上だ。

「海氷」
「南極・北極科学館」

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