高校野球の大会行進歌の「幻の歌詞」が地方大会で独唱された
2013年8月9日 18:39
「大会行進歌」という名前は知らなくても、全国高校野球選手権で選手が甲子園球場に入場する際の曲といえばメロディが思い浮かぶ人も多いだろう。実はこの歌は、1935年に全国高校野球選手権(当時は全国中等学校優勝野球大会)が第21回を迎えた際、詩人である富田砕花と作曲家の山田耕筰の手によって生みだされたが、当時の新聞記事にも歌詞が歌われた記述はなく、長年メロディだけが演奏されてきた。そんな幻の歌詞が2013年7月13日の鳥取大会の開会式で、声楽を学ぶ県立米子東高校2年の松原愛実(えみ)さんによって歌われた。「百錬競えるこの壮美 羽ばたけ若鷹 雲裂きて…」で始まる歌声が球場に響き渡り、大きな拍手がわきおこった。
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