エゾシカ肉のしゃぶしゃぶが宇宙食になった
2013年12月6日 19:56
全国的にシカの害が深刻化している。北海道では特に東部で、天然林・牧草地・畑での食害等の被害が深刻化している。このような状況の中で、一般社団法人北海道エゾシカ協会を中心にエゾシカ食の需要拡大に向けた取り組みが進められている。2013年8月には、「知床産エゾシカのしゃぶしゃぶごま風味」が国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する日本人飛行士の食事として届けられた。もっとも宇宙船内では、湯に肉をくぐらせることはできない。そこで、氷点下30度でフリーズドライした加熱肉を、解凍して食べられるように工夫された。ちなみに宇宙食には、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が栄養管理する「認証宇宙食」以外に、宇宙飛行士がリクエストする「ボーナス食」がある。「知床産エゾシカのしゃぶしゃぶごま風味」は後者として採用された。
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