家庭

弥生時代、日本人はパサパサした米を食べていた(その2)

2013年12月26日 20:14

米の炊き方が「湯取り法」から「炊き干し法」へと変わった理由について、群馬県高崎市榛名町誌編さん室嘱託の外山政子さんは、アジア諸国の慣習を調査し、パサパサした米は湯取り法で、粘り気のある米は炊き干し法で炊きあげられる傾向が強いという結論に達した。外山さんは、粘り気のある米が普及していったことが炊き方の変化につながったと考える。
こうした説を裏付けるのが食べ方の変遷である。現在のアジアではパサパサした米を手で食べる地域があるが、『魏志倭人伝』の記述などから、当時は地面に米を盛った食器を置き、手で食べていたと推定される。箸と手持ちの器で食べる習慣が定着していくのは平安時代以降。箸で食べやすい粘り気のある米が普及したことが大きな理由だろう。弥生時代というと、土器と並んで稲作の普及を思い浮かべる人も多いだろうが、当時の人々が私たちと種類の異なる米を食べていたようである。
(参考 読売新聞 2013年9月4日)

「魏志倭人伝」
「弥生ミュージアム」

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