国語

林望さんの「謹訳 源氏物語」が好評

2013年12月6日 19:51

日本を代表する古典作品『源氏物語』。とはいえ現代人にとって原典を通読するのは大変だ。これまでに谷崎潤一郎、与謝野晶子、円地文子、瀬戸内寂聴らが現代語訳を試みてきた。最近では、リンボウ先生こと林望さんが「謹訳 源氏物語」を発表した。作品が書かれた当時は上下の関係が厳しかったため、作品の中では敬語が多く使われている。当時の読者は敬語から、誰が誰に話しているか知ることができた。しかし、現代人にとっては、過剰とも感じられる敬語が作品を理解しにくいものにしている。林望さんの作品では、地の文の敬語を廃する一方で、誰が誰に話しているのを明らかにしている。それによって読みやすさを重視しつつも、原典に忠実な内容になった。林さんは有料衛星デジタルラジオで朗読も行っていた。これらを組み合わせた電子書籍の配信もスタートしている。林さんは『源氏物語』の魅力について「現代人にもまったく変わらない喜怒哀楽の深いところを細かく描いているところです」と語る。ぜひ、確かめてみてはいかがだろうか。

 

 

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