日本史

江戸時代、従四位を得た象がいた

2013年7月17日 23:41

名将軍として知られる徳川吉宗たっての願いにより、1728(享保13)年6月、ベトナムより雌雄2頭の象が長崎に到着した。雌は間もなく死亡。その後、雄の象が江戸まで連れて来られることになる。この噂を聞きつけた時の天皇が象を見ることを望んだが、当時、しかるべき位がなければ参内は許されない。そこで急遽、象に従四位が与えられた。当時は大名の多くが従五位だったというから、すごい出世である。その後、天皇に続き、吉宗との“面会”を果たした後、象は江戸で飼われた。エサとして徳用米、餡なし饅頭、ダイダイなどが与えられたという。象は後に源助という農民に払い下げられた。源助は象の糞から作った象酪という商品を疱瘡に効くと称して売ったというが、売れ行きについてはよくわからない。

 

「徳川吉宗とベトナムの象」

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