日本史

イギリスからの独立をめざしたインド少年兵の数奇な運命

2013年7月17日 23:42

インドの独立運動家として活動したスバス・チャンドラ・ボース。彼は、穏健派のマハトマ・ガンジーと異なり、イギリスからの独立には武力闘争が不可欠であると考えていた。1941年にインドを脱出し、ソ連やドイツに協力を求めたが冷遇されたため、日本に潜入。日本からINA(インド国民軍)を指揮するとともに、1944年、45名の少年兵を士官候補生として日本に招いた。「東京ボーイズ」とも呼ばれた彼らは、1945年の日本の敗戦、その直後のボースの死により、翻弄される。アメリカ軍の手でフィリピンに送られた後、イギリス軍に引き渡された彼らは、香港の刑務所に収容されて、罪人のように扱われた。母国に送還されて、自由を手にしたのは翌年のことだった。生き残った東京ボーイズの一人は、2013年秋に天皇陛下がインドを公式訪問されるニュースを聞き、「もし許されるなら、『忘れられた少年たち』の忘れられない体験をお話ししたい」と語った。(参考 日経新聞 2013年6月9日)

 

「スバス・チャンドラ・ボース」

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