日本史

画期的! 歯石を分析して昔の人の食生活を解明

2020年7月8日 09:10

歯に付着した食べかすは、細菌の繁殖により、プラーク(歯垢)となる。プラークは歯磨きで除去できるが、ブラッシングが不十分だと、残ったプラークは石灰化して歯石となる。こうなるともはや歯ブラシでは除去できない。歯石自体に害はないが、歯周病の要因になるので、歯科に行ったほうがよい。

さて、そんなやっかいな歯石から昔の人の食生活を知る取り組みが始まった。琉球大・東大などの研究チームは、東京都で発掘された江戸時代後期の町人13体の骨の歯から歯石に含まれるDNAを抽出し分析。その結果、コメのDNAの他、ダイコン、シソ、ネギ、クリ、ニンジン、カボチャなどの可能性が高い植物のDNAが確認された。タバコ属のDNAも見つかり、喫煙の習慣が広まっていたことがわかった。熱帯アジアに分布するフタバガキ科のDNAも含まれていたが、これはこの植物から作られる龍脳を原料とする歯磨きが使われていたことを示す。今後、過去の食生活等の解明が一気に進みそうだ。

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