物理

体重の680倍のものを引っ張るアリの怪力

2013年8月27日 18:44

アリがこれまでに考えられていた以上のパワーを持つことが明らかになった。アリのフェロモン研究の第一人者である京都工芸繊維大学の山岡亮平名誉教授は、日本三大祭のひとつ祇園祭で使われる鉾の模型(約3.4g)に、クロヤマアリのサナギをつなげて縄状にしたもの(約0.1グラム)を接着して巣の近くに置いた。1匹がさなぎのフェロモンに反応し、サナギにかみついて、巣の方向へ後ずさりするように模型を数センチ引っ張った。アリの体重は約5ミリグラムなので、体重の680倍の重さを引っ張ったことになる。従来は体重の10倍~50倍程度を引っ張る力があると考えられていたが、この実験で実はもっと力強いことがわかった。ちなみに、代表的な鉾・長刀鉾の巡業時の重さは11.1トン。アリ並みパワーがあれば、体重65キロの人が1人で4基を曳くことができることになる。(参考 京都新聞 2013年7月17日)

 

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