物理

宇宙でもゴミ処理が問題化

2014年2月1日 18:38

「宇宙」と「ゴミ」と何の関係があるの? そう思う人も多いだろうが、実は宇宙では「スペースデブリ」と呼ばれるゴミが急激に増え続けている。スペースデブリの正体は、役目を終えた人工衛星、打ち上げに使われたロケットの本体や部品、人工衛星から剥がれた塗料、断熱材の破片、宇宙飛行士が宇宙遊泳中に手放してしまった工具等。これらの中には、2007年に中国が実施した衛星破壊実験や2009年にアメリカとロシアの人工衛星が衝突して大量に発生したものも含まれている。スペースデブリの数はどれくらいあるのだろう。

アメリカの宇宙監視ネットワークにより、4インチ(約10センチ)以上の物体22000個が監視されており、そのうちの1000個が運用中の宇宙機で、残りはスペースデブリである。直径0.4インチから4インチ(1cmから10cm)のものはおよそ50万個、直径0.4インチ以下のものは数千万個以上と推測されている。スペースデブリは速いものは秒速約10kmであり、ピストルの弾丸のスピード(秒速約250~450m)の約20~40倍で動いているため、非常に危険である。2013年には、ロシアやエクアドルの衛星がデブリと衝突して動作不能になった。スペースデブリを回収するプランもあるが、具体化には至っていない。もっとも重要なのは地上と同じく、出さないようにすることだ。

「スペースデブリ」

「スペースデブリ対策の研究」

「スペースデブリを回収する衛星をスイスが打ち上げへ」

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