イスラム諸国とのビジネスに必要なハラル認証とは
2013年5月16日 13:37
イスラムの立法者であるアラーが示したイスラム法に則った合法なものをハラル(HALAL)と呼び、イスラム法上合法であることを表す認定証をハラル認証と呼ぶ。イスラム諸国へ製品を輸出するには、製品自体がハラルであるだけでなく、輸送、原材料保管、製造工程、包装なども問われる。ハラルは食品にも適用される。たとえば、イスラム法では、豚肉・豚脂などの豚由来成分、アルコール飲料やそれを使った保存料などを摂取することが禁じられている。近年、日本の食品メーカーがハラル認証を取得する動きが活発化している。その中には、味噌やしょう油をイスラム圏に広めたいという夢をもつ企業もみられる。イスラム人口は20億、食品市場は60兆円とも言われる。ハラル認証は巨大市場を開拓するためのパスポートなのだ。
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