生物

24年前に発見された化石は世界最古の鳥類の卵の殻だった

2014年10月21日 22:51

2014年2月17日、福井県立大学恐竜学研究所が、同県勝山市北谷町の地層で見つかった卵の殻の化石が約一億二千万年前(白亜紀前期)の¬世界最古の鳥類の化石であることが明らかになったと発表した。これまでに確認された鳥類の卵の化石は、アルゼンチンやモンゴルで発見された8000万年前のもの。それより5000万年も古いだけに、大発見といっていい。実はこの化石は1990年に勝山市職員が発見し、当時の県立博物館に寄託したもの。2013年に研究生として入学した今井拓哉さんがアメリカで卵の化石について学んだ経験があったことなどから研究が進み、貴重な化石であることがわかった。化石片は厚さ約0.4mm、長さ・幅がともに最大3mmの大きさ。「表面が滑らか」「胚が呼吸するための気孔の配置が鳥類のパターン」「3層になっている」の3点が、鳥の卵であると判断する決め手になった。今井さんを指導した東 洋一・同研究所教授(県立恐竜博物館特別館長)は、「近年の研究で、鳥類は肉食恐竜から進化したことがわかっている。恐竜の卵殻はほとんどが2層構造。今後発見を重ねることで、3層構造に変化した過程がわかるのではないか」と話している。

「世界最古の鳥類の卵殻化石と判明 勝山で発見、現生鳥類の特徴」

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