生物

老廃物を貯め込む「ごみ箱」に注目して大発見。(その2)

2014年10月21日 22:55

その後の研究により、オートファジーには、たんぱく質を再生するだけでなく、欠陥があったり有害だったりするたんぱく質を除去し、細胞内をきれいに掃除する働きや、病原体を退治する働きがあることが明らかになった。大隅さんが最初の論文を発表した90年代初頭にはオートファジーに関する論文は全世界で年間に数十本しか提出されていなかったが、今やその数は2000本を超える。オートファジーとがん、パーキンソン病、アルツハイマー病との関連も注目されており、今後の研究成果が期待される。先駆者である大隅さんも高く評価され、2013年にもノーベル医学・生理学賞候補に挙がっていると噂された。
大隅さんは、若手の研究者に期待を込めて「人がまだやっていないこと、そして、自分が心底面白いと思えることをやってほしい」とメッセージを発している。

「オートファジーと疾患 : ライフサイエンス 領域融合レビュー」

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