世界史

イヌの家畜化はヨーロッパではじまった

2014年2月1日 19:10

人間にとってもっとも親しみのある動物、イヌ。今では世界中で飼われているが、家畜化はどこで始まったのだろう。これまでの研究では、東アジアまたは中東で、農業の発展と関係しながら、家畜化が進んだと考えられていた。ところが、フィンランドのトゥルク大学のチームがDNAを分析し、イヌの直接の祖先は、ヨーロッパの既に絶滅している系統のオオカミであることを発見した。イヌの遺伝的多様性を研究するコーネル大学の研究者によると、科学的に見れば、イヌの家畜化は1カ所のみで起こったという。この説が正しいなら、柴犬や秋田犬もさかのぼればヨーロッパ出身ということになる。ちなみにイヌはでんぷんの消化能力を獲得し、雑食性となった。古代人が捨てた残飯を食べることができるようになったことで、人間との距離が縮まったと考えられる。

「イヌとヒト〜2つの異種動物はどのように接近したか」
「犬から見た世界(12)狼の家畜化」
「イヌとヒト」

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