地学

国内最高気温更新について考える

2013年10月9日 17:19

酷暑、猛暑、炎暑…。そんな言葉がぴったりだった2013年夏。高知県の四万十市で国内最高気温を更新する41.0度を記録した。ところが、この数字は、2007年に埼玉県熊谷市と岐阜県多治見市で記録した40.9度を確実に更新したとは言えないのである。気象庁が全国927カ所の観測点に設置している電気式温度計は、温度によって金属の電気抵抗が変化する性質を生かしたもので、当然、国連の専門機関の基準もクリアしている。それでも常温でプラスマイナス0.2度程度の誤差があるのだ。つまり、熊谷市と多治見市で記録した40.9度は41.1度だったかもしれないし、40. 7度だったかもしれない。四万十市の41.0度は41.2度だったかもしれないし、40.8度だったかもしれない。ちなみに、熊谷市では2年前から「暑さ対策日本一」を目指して、まちなかオアシス事業などの暑さ対策に取り組んでいる。こちらの「日本一」のほうが重要かもしれない。

「電気式温度計」
「まちなかオアシス事業」

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