地学

300年間、沈黙を続ける富士山、大噴火したら大変なことに

2013年5月2日 14:15

富士山のもっとも近年の噴火は宝永4年(1707年)。徳川幕府五代将軍綱吉が世を治めていた時代である。噴火は16日間続き、噴煙は高度1万mを超えた。噴火地点に近い須走の村には火山れき・火山灰が2m積もったという。火山灰は江戸でも数cm積もり、新井白石は『折たく柴の記』に「よべ地震ひ、此日の午後雷の声す。家を出るに及びて、雪のふり下るがごとくなるをよく見るに、白灰の下れる也。西南の方を望むに、黒き雲起りて、雷の光しきりにす。西城に参りつきしにおよびては、白灰地を埋みて、草木もまた皆白くなりぬ」と記している。成層圏にまで届いた大量の火山灰が日射を妨げることによる冷害も起こった。富士山の次の噴火がいつなのかは想像もつかない。しかし、規模によっては、相当大きな被害を生じることが予測されている。

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